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「さて、我が家の防災対策を」を意気込んでみても、何から手を付けていいのか、正直なところ迷った経験のある方もおられるかもしれません。かつての私がそうでしたし、今このページをご覧の方もそのお一人でしょうか? せっかく時間とお金を掛ける防災対策だから、いざその時に「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔したくないものですね。そこで、防災対策をお考えの人に見られがちな、2つの落とし穴を紹介しましょう。 場当たり的な対策は、自分に合わず失敗するかも
「防災対策、何とかしなくちゃ」と、不安を抱えつつ足を運ぶのが、ホームセンターなどの量販店。その防災グッズ売場で商品を眺める人の光景から、感じる事があります。それは、我が家に役立つかわからずに、防災用品を場当たり的に買う人がとても多い事です。 店頭の行動に見る 防災グッズ買い物狂想曲 自分に合うかどうかをあまり考えずに、防災用品をカゴに入れる人を結構多く見かけます。同じカゴに入れる人でも、あらかじめ必要な備えを考えている人が手にする場合と、そうでない場合とは表情が違います。その防災グッズが必要かどうか正直よくわからないので、迷いが浮かんでいるのです。中には、「これ、何かスゴイよねー」とその場のノリでだけで、何となく買ってしまう人。防災グッズは必要だけれど、何は必要かわからず、適当にエイヤッとカゴに入れる人。様々な人間模様が伺えます。 そこまでしてお金と時間、また購入に至る気苦労まで払ったのだから、その際は役立って欲しいと思うのが人情というもの。いざという時「役立たなかった・使えなかった」では、笑うに笑えません。 それで、場当たり的・無自覚に適当な物で済ませたり、買ったという行為に満足する対策からは、これを機会に卒業しましょう。自分の状況を振り返り、災害時の自分のニーズを明確にしてから、それに合う物を買いに行く。そんな防災対策へと進級してみませんか? |
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防災マニュアルはあくまで参考程度に
広報紙と一緒に入ってくる行政の防災ハンドブック、メディアを通じて「これで万全!」「完全版」「究極の」など、様々に銘打った防災マニュアルが、巷に溢れていいます。だから、それらの通りにすればいいんじゃないの?・・・というと、実はそうでもないようです。 画一的なマニュアルは万能ではない 私自身、何かと言えば「東海地震」の静岡県に引っ越したので、巷のマニュアル通りに「地震、地震」とそちらへの備えばかりに気を取られていました。そんな折、不覚にも水害(詳細はこちら)に遭ってしまいました。「防災=地震」という図式は今以上に強く、風水害に触れるものすら、あっても微々たるものだったのが、1990年当時の状況でした。 でも、よく考えてみれば何て事はありません。当時、家のすぐ横は川でした。確かに地震も大変ですが、川に面した家に住んでいたのだから、当時の我が家で一番起きたら大変なのは、目の前の川の氾濫だったのです。落ち着いて我が家の環境を考えていれば、難しい事でもありませんでしたが失敗でした。画一的なマニュアルは、全ての状況を網羅する事など無理で、万能ではありません。それに盲従していた自分に、大いに反省です。
マニュアルへの盲従=健全な危機管理意識が身に付かないのでNG 取材や講演を受ける中で肌で感じた事ですが、行政職員は「防災意識はあっても行動まで至らない。もっとマニュアル周知徹底を」と焦っています。メディア関係者は防災関連の企画で、時間や紙面の制約上「作りやすいから」と、安易に防災マニュアルでお茶を濁しがち。こうした現状だけでは、能動的・意欲的な本当の危機管理意識の普及の上では、マイナス面も大きいと危惧します。 私達、一般市民も例外ではありません。そうしたマニュアル志向の影響を無批判に受け、マニュアル盲従になってはいないでしょうか?他ならぬ自分自身の危機管理なのに、マニュアル頼みで自分で判断をせず、決断を人にすっかり頼り切ってしまうのは、本当は危険な事かもしれません。それでは健全な危機管理意識は身に付かないでしょう。 巷の防災マニュアルは、自分の家庭なりに必要なものを付け加えたりするベース・基本プランと考えましょう。マニュアルはあくまで参考程度に、そこから得た知識を、我が家に合わせて「自ら考える危機管理」。そんな賢い庶民でありたいものですね。
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