| 対 象 |
災害時に抱える制約 (概要、詳細は別ページで解説予定) |
| 乳幼児 |
粉ミルク・紙おむつ等を備蓄する自治体も増えつつありますが、数量の少なさに加え、市区町村内の数ヶ所程度に集中備蓄する所も多いため、一般市民用備蓄食ほど手近にはないのが現状です。移動しにくい制約下での受取方法や、調乳器具や熱源確保も課題となります。 |
| 年配者 |
年配者には食べにくい乾パンやクラッカー等を主に備蓄する自治体もまだ根強いため、地域防災計画から地元事情を知って備えましょう。また、成人用紙おむつについても、上記乳幼児と似た事情にあります。 |
| 外国語を母語とする人 |
言語や民族ベースの社会に生きるため、地域社会との接点が薄く、被災時のサポートや被災生活での情報把握が困難。地元自治体からの母国語による防災情報や支援も、取り組みはあっても使い物にならない地域も多くあります。 |
| 要介護者 |
避難に時間が掛かったり、避難や一般の収容避難所生活そのものが困難な場合も。また被災生活で介護に付きっきりとなるため、被災生活の諸処や被害復旧が一向に進まず、介助者の負担は極大に。 |
| 持病を持たれる方 |
定期的な投薬や診療が、もはやライフラインとなっている場合、災害による診療体制や薬剤供給の混乱は、直ちに深刻な問題を招きます。日頃からの危機意識も高い透析患者などよりも、心臓病や高血圧はじめ投薬により比較的通常生活を営める方々の方が問題です。 |
| 難病・内部障害者 |
難病や外科的でない重い持病ゆえに、災害による診療体制や薬剤供給の混乱は、直ちに深刻な問題を招きます。また外面からは一見深刻に見えない事での様々な誤解に備え、自分の状態を理解して貰うための準備も必要です。 |
| 在宅医療機器使用者 |
酸素濃縮機や人工呼吸器などの大型機器から、吸引器などの小型機器まで、ライフライン寸断によって命に関わる緊急事態に陥ります。動力源の確保はもちろん、故障時のサポートや定期交換品の供給を、機器リース・販売会社とどう折り合いを付けるかも課題となります。 |
| 身体・精神障害者 |
食糧・給水・給付などの被災者支援に関わる生活情報の入手や、支援物資の受取・運搬で困る場面が多くあります。また、福祉対応避難所でなく一般収容避難所に入らざるを得ない場合、指針はあるものの慣れない一般住民で対応するため、細々としたトラブルに直面しがちです。 |
| アレルギー患者 |
備蓄・支援食糧があっても、食物アレルギーによって、重度の場合は致命的なショック症状に陥るため、十分もしくは全く恩恵を受けられません。アトピー性皮膚炎患者は、服を着るだけの接触刺激でも肌を悪くするため、避難所生活自体ができません。 |
| ペット・家畜 |
ペットは、受入可能な避難所もあれば一律不可な所もあります。また、受入可能でも保管場所の提供程度で、世話は飼主責任です。特殊な管理や飼育を要する多くの動物や、家畜を含む大型動物は対象外で、公共の動物保護センターや獣医師会での一時預かりも、被災中期以降の話です。ペットのために在宅被災生活をする覚悟も必要でしょう。 |