![]() |
|
|
天気予報のように、災害も予報してくれたら・・・。確かに、そうなってくれたら非常に役立つ上に安心です。災害の前兆現象つかむ災害予知の取り組みは、国家機関から民間研究組織、果ては個人まで様々なレベルで行われていますが、信頼できるのでしょうか?現状はどんなもので、どう取り入れてゆけば良いのでしょうか? 本ページの内容は、拙著・ラジオ番組・防災講演で話す内容を元にしています
災害予知って、どんなもの?−主な概略 災害予知には主に以下の分野で、国から個人まで様々な取り組みがなされています。各手法の詳細はそれぞれに譲るとして、主な災害予知研究の概要と、取り組んでいる関係機関の幾つかを、敢えて信頼性・信憑性に関する見解を述べずに紹介します。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
なお、2007年秋より一般提供が始まった「緊急地震速報」は、遠くで既に起きた地震を検知して知らせるシステムなので、厳密に言うと地震予知ではなく地震検知警報システムに含まれます。詳しくは 防災のポイント・提言集:災害情報はどう入手できる?−テレビ・ラジオ編 で解説しています。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
災害予知の近年の実例 − 防災に一石を投じつつも大混乱 ご存知の方も多いと思いますが、2003年9月、数多くの彗星・小惑星を発見した八ヶ岳南麓天文台のアマチュア天文家である串田嘉男氏が、9月中旬に南関東圏でM7.2の地震予想を自らのWebサイトに公開。これは流星観測の際に発生するVHF周波数帯の変動が、1993年北海道南西沖地震・1995年阪神淡路大震災で共通する事を発端に始めた、FM電波観測による前兆検知研究の成果でしたが、これが意外な騒動に発展したのは憶えておられる方も多いことでしょう。
この一件は、一般市民には防災意識の喚起となり、研究者には予知手法に関して一石を投じた、という意味では確かに功績でした。しかし、それ以上にメディアや世間を巻き込み、当人も望まない過剰な社会不安を呼んでしまったり、派生したデマや偽情報が飛び交うなど、予知を鵜呑みにして舞い上がる事の危うさを露呈する結果ともなったのは、記憶に新しいところでしょう。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
災害予知の現実と限界、過信することのデメリット 災害予知は実現できれば有用であっても、現状やそもそもの役割を考えると、自ずと限界もあるようです。
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
災害予知にだけ頼らない、健全な防災意識・危機管理意識を持とう 仮に、詳しい天気予報を聞けなくとも、雲行きが怪しければ、傘や雨合羽を持って出掛けるでしょう。また、自宅周辺での泥棒・不審者の徘徊情報がなくても、出掛ける際は、戸締まりをすることでしょう。災害予知が技術的・精度的に確立されるよう、研究機関・研究者の方々の動向には、今後も期待しています。様々な種類の突発災害を、天気予報レベルの確度で予知できれば、まさに世紀の大発明です。しかし予報は予報、聞く側が対応できなければ意味がありません。予報があろうとなかろうと、災害多発国日本に暮らす私達は、いざ被災しても途方に暮れない程度に粛々と備える、そんな防災意識・危機管理意識を持っていたいと思いますが、皆さんはいかがでしょうか? |
|
関連コンテンツ
|